【講師紹介】二胡が教えてくれる人間らしさ

こんにちは!いえオトMagazine編集部です!

いえオト講師のミュージシャンにインタビューする「講師紹介」。
第3回目は、二胡の講師であるMAYA(マヤ)さんに話を聞きました!

二胡は普段目にすることが少ないかもしれませんが、今回、MAYAさんから楽器としての魅力がたくさん詰まっていることを教えて頂きました。
ぜひお読みください!

MAYA(マヤ)

沖縄育ちで8歳から二胡を始め、高校で北京へ渡り北京現代音楽学院へ入学し二胡の修行を始める。
2012年世界的に有名な二胡演奏家で教育家の姜建華教授に師事し17歳で中央民族大学音楽学院二胡専攻で入学。
在学中様々なコンサートや学校行事に参加し4年連続北京政府奨学金全額を取得する。
2017年中国音楽学院院試を通過し二胡の皇后とも言われる宋飛氏に師事。
2018年2月初のリサイタルコンサートを東京で開催し、更なる二胡への探究とともに現在日本や北京在住日本人への二胡普及活動を行う。

二胡の修行のため中国へ

―”二胡”を始めたキッカケを教えて下さい!

二胡は8歳の頃テレビで見た「女子十二楽坊」を見て、一瞬で一目惚れしたのがキッカケです。
もともと幼いころから珍しい事を始めるのが好きで、女子十二楽坊は私にとって憧れで、二胡を始めない理由がどこにもありませんでした。

最初はドハマりで一日中二胡を弾いてたのですが、高校から本格的に学びたかったので、思い切って二胡の本場である中国・北京へ渡り、北京現代音楽学院へ入学。二胡の修行を始め、最終的には中国音楽学院を卒業しました。

二胡に一目惚れ

―辛かった時期はありましたか?

受験用の試験曲を毎日練習せざるを得ない時は、二胡を折っちゃいたいと思ったぐらい二胡を嫌いな時期もありました。イヤイヤ期です。笑
毎日お母さんに怒鳴られては反抗したりと、イヤイヤ期が数年も続いてました。でもそれを乗り越えて技術面で進歩を得ると、弾ける曲の範囲が更に広がり、色んなジャンルに挑戦出来た事はとっても楽しかったです!

二胡イヤイヤ期

二胡から学んだ”自信”と”感情移入”

―”二胡”を通じてどんなことを学びましたか?

演奏会やミニライブは定期的に参加してましたが、最初に出くわした問題が「緊張」でした。どんなに練習を重ねても舞台に立った瞬間に”ゼロ”になる自分がいました。そんな時、先生から2つアドバイスを頂きました。

1つ目は、先ず自分に自信を持つことです。
自信を持つ事と威張る事は、よく間違われることが多いと教えられました。威張るというのは演奏中観客を見下してたり、私がナンバーワン!皆私より下手だ!どうせ分かんないだろう、って思っちゃう事らしいです(笑)。

一方で、自信というのは、私はこの曲を知り尽くし、必ず観客に私の演奏で感動を届ける事が出来る!と思うこと。
伝えたいという想いが根底にあるかどうかが大事ということを学びましたし、今もいつも意識しています。

2つ目は、完全に曲に感情移入をする事です。
曲に感情移入をすることによって、緊張する余裕がそもそもなくなり、結果120%の演奏が発揮出来ます。

ちなみに、先生のこの2つのアドバイスによって、自分に効果が出てきたことを近年少しづつ実感しております。笑
練習量やスキルにも比例することなので直ぐに出来ることではないですが、これも場数を踏んでいくと少しづつ鍛えられるのかなと思います。

北京の大好きな先生と仲間たち

二胡の魅力は、音の取りずらさ

―”二胡”は触れたことがない方も多いと思いますが、魅力は何でしょうか??

最初は正直、二胡の形や、演奏してる格好が素敵だなと思い始めたのがキッカケなのですが、実際に始めてみて一番の魅力は”音の取りずらさ”だと思いました!
二胡という楽器の特徴なんですが、ここを押さえるとこの音が出る!っていう印がないんです。ピアノは鍵盤、ギターはフレットがありますよね。
なので、少しの指の動き、息遣い、体の使い方や感情が音にすぐ表現されるんです。

もちろん人間の声と同じように、音をはずしたり、調子の悪い時だってあります。そういうものも含めて、全部シンクロするんですよね。
そんな人間味溢れるような楽器は二胡だけなんじゃないかと思います。

”音の取りづらさ”は二胡の魅力

二胡をあなたのパートナーに

―いえオトのレッスンを通じて、実現して欲しいことはありますか?

最終的に二胡があなたの大切なパートナーになってもらえたら嬉しいです!
二胡に触れてる時間が楽しい時間であったり、癒されてる時間であったりと、二胡と共に自分だけの時間を過ごして頂ければなと思っております。

ぜひ、一度触ってみてもらって、二胡の魅力を体感してみてください!

二胡は大切なパートナー

【編集後記】
いかがだったでしょうか?
二胡の魅力は、”音の取りづらさ”と言うMAYAさん。
この言葉にハッとさせられました。
皆さん、普段の生活でも考えると、決まりや目に見えるものに縛られすぎてないでしょうか?
目に見えないものや、不確かなものに向き合うこと。それこそが”人間らしい”ということ。
二胡は、人として大切にしたい価値観も教えてくれるのかもしれません。

そんな魅力のある二胡を、いえオトのオンラインレッスンでMAYAさんから習ってみませんか?
二胡の選び方からご相談に乗りますので、お気軽にお問合せください!

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