【講師紹介】たった一つのコードを弾くだけで幸せになれる。それが音楽。

こんにちは!いえオトMagazine編集部です!

いえオト講師のミュージシャンにインタビューする「講師紹介」。
第4回目は、ギター講師である進藤洋樹さんに話を聞きました!

ギタリストとしての経歴や、なぜ”みんなが笑顔で楽しくなれる空気感作り”を大切にしているのか、これまでの経歴や出来事について語ってもらいました。
ぜひお読みください!

進藤 洋樹(しんどう ひろき)

神奈川県横浜市生まれのギタープレーヤー。
国立音楽院卒。
オールジャンルのギタープレーヤーとして、レコーディングやライブ活動や数々のアーティストの演奏サポート、ミュージカルの音楽監督、企業CMソングの作曲や、ラジオのBGMとしての音楽提供など、多岐に渡る演奏活動をしている。また、次世代を育てる為、教鞭も振るう。アレンジャー、コンポーザーとしても定評がある。

まさかギターを弾いて、音楽で生活しているとは思わなかった

―ギターを始めたキッカケを教えて下さい

高校の時、兄が買ったまま家に放置されていたギターを触り始めたのがキッカケでした。
両親は教師で、音楽とは無縁な家族と思ってましたが、父親も母親も何気に音楽が好きで、小さい頃もアコースティックギターが家にあったのを覚えてます。よくジャラーンジャラーンとかき鳴らしてはいました。

歌も好きで歌っていました。もしかしたら、そっちがキッカケなのかもしれません。ですが、それが今に繋がって、ギターを弾いて音楽で生活しているなんて信じられません。

まさか、いまギターを弾いて音楽で生活するとは

挫折、個人練習そして箱バンの辛い日々

―今に至るまでの出来事を教えてもらえますか?

高校でJUDY &MARYのバンドを組むのですが、難し過ぎて全く弾けず、あっという間に挫折しました。笑

しばらく人前でギターを弾かなくなるのですが、家ではアコギをひたすら練習して過ごしました。エリック・クラプトンのアンプラグドのCDに惹かれて、Signe、Tears in heaven、ExtremeのMore than wordsをひたすら練習したり。

でも、個人練習にも限界を感じて、習いに行き始めたんです。
そこで、George BensonのTenderlyのCDを聴いて、フルアコの音に惹かれジャズを始めました。

その後、音楽の専門学校に入りましたがサボりまくり、ひたすら怠けて過ごしました。。
学校はなんとか卒業したのですが、その後は音楽をせず飲食店に勤め始めました。

そして25歳の頃、久し振りに弾いたギターが全く弾けなくなっており、「一生に一回の人生なのだからもう一回頑張ってみようかな」と飲食店に勤務しながら練習を再開。ひたすら基礎練習に明け暮れました。

一年後、いわゆる「箱バン」の仕事を頂くのですが、全く弾けず怒られまくり、恐怖に怯え、泣きながら、ひたすら曲を覚える日々が続きました。。
その頃、飲食店はバイト勤務になり、音楽のウエイトが少しづつ増えていきます。

※箱バン:「ライブハウスなどのお店(箱)専属のバンド」。専属で一定期間契約して演奏しているバンドのこと
海の家での演奏シーン。いろいろハードな時期でした。。

みんなが笑顔で楽しくなれる空気感作りを

―なかなかハードな環境でしたね。。

はい。きつかったですが、そこで諦めずに音楽を続けていたことで、少しずつライブやレコーディングの仕事を頂けるようになり、現在の自分がいるので、いま振り返ると良い経験だったなと思っています。

泣きながら必死にたくさんの曲を覚えたので、日本の歌謡曲から懐メロ、最近の流行歌、演歌、アメリカのオールディーズ、ポップス、カントリー、ハワイアン、ソウル、ロック、ブルース、ジャズ、ボサノバ………たくさんの曲を網羅する事ができました。

今ではそれが僕の武器になると同時に自信となっています。箱バンでの仕事は、メンバーが辞めてしまい、いつしか僕一人、つまりギターだけで伴奏をしなくてはならなくなった為に、ギター一本での様々な伴奏スタイルを演奏する技術を研究し習得しました。
その為、僕一人でいろんなスタイルでの伴奏を演奏する事ができ、突然の要望や、お客様のリクエストにも気軽に対応できたりするようになりました。

また、レッスンではギターを習いにきてくれた生徒さんそれぞれが、どのような事を学びたいか、どのような演奏がしたいか、という事を的確に汲み取り、その生徒さんに合った奏法や理論などをお伝えする事ができるようになりました。

これらの経験は、今では誰にも負けない僕の武器となっています。ですので、辛くて恐怖だったあの時期も、今では心から感謝しております。あれがなくては、今の僕の音楽人生はありませんので……。

その箱バンでの経験もふまえて、今は音楽を演奏する時やギターレッスンをする時も「みんなが笑顔で楽しくなれる空気感作り」を大事にし、みんなが幸せになるような音楽をしようと常に心がけています。

ハロウィンイベントでの演奏。みんな笑顔で幸せに!

大好きなコードを一つだけ弾くだけで幸せに

―いえオトのレッスンを通じて、実現して欲しいことはありますか?

音楽って、「道端に咲く花」だと思うんです。
花が咲いていなくても、ただ道を歩いて行く事はできるのですが、花が咲いていた方が、綺麗だし、良い香りがするし、季節を感じる事もできるし、道を歩くのが楽しくなりますよね。

その「道」とは人生を指します。音楽とは、歩いて行かなくてはならない人生という道端を華やかにするものなんです。

人生いろんな事があります。そんな時にギターを弾いてみてほしいです。幸せだったり嬉しい時に弾く音色。辛くて悲しい時に弾く音色………などなど。常に音楽は自分の側に寄り添っていてくれます。

というと、「上手に弾けるようにならきゃそんなん無理でしょ」と思われる方がいらっしゃると思います。

そんな事はありません。「大好きなコードを一つだけ」見つけて下さい。そのコードを弾くだけで幸せになるような。僕だったら「Aadd9」です。このコードを弾くだけで幸せになります。

たくさんあるコードを使いこなせなくても、自分が好きなコードは絶対にあります。
「その日の気分に合うコード」を見つけてみて下さいね。それだけで、「歩く道端に花を咲かす」事ができるはずです。

是非、レッスンを通じて、音楽の素晴らしさを実感して頂いて、自分の人生を豊かにしていって頂けたらと思います!

憧れのMartijn Van Iteraonさんと!
大好きなMike Sternさんと!

【編集後記】
いかがだったでしょうか?
進藤さんはしばらくギターから離れていた時期や辛い時期があったからこそ、揺り戻しで音楽の良いところ、素晴らしさをを特に感じていったのかもしれません。

また、進藤さんが言っているように自分の好きな音やコードは必ずあると思いました。私もそうですが、皆さんも気分が上がったり、心が落ち着いたりする音、何か昔の思い出を蘇らせるようなザワザワする音ってありませんか?

特にテクニックで上手く弾けなくても、音を鳴らすだけでも幸せになれる。
それはまさに音楽の素晴らしさかもしれません!

そんな進藤さんからを、いえオトのオンラインレッスンでギターを習ってみませんか?
ギター初心者の方でも選び方からご相談に乗りますので、お気軽にお問合せください!

進藤洋樹さんの紹介動画はこちらから。
いえオト講師プロフィールはこちらから
無料体験レッスン実施中!お気軽に申込ください!

関連記事一覧